ヴェルナー・フォン・シュニッツラー(ヴァイオリン)
Werner von Schnitzler
1978 年生まれ。その類い稀な才能により神童として脚光を浴び、13 歳の時、ドイツ首相官邸での御前演奏やヴァイオリン界の巨匠ユーディ・メニューインの75 歳を祝う記念演奏会に招聘されるなど、早くから国際的な演奏活動を展開。その功績は、全ヨーロッパに放映された。ドイツ国立ケルン音楽大学ヴァイオリン科およびヴィオラ科を卒業。ヴァイオリンをイゴール・オジム、ヴィクトル・トレチャコフ、ヴィオラをアントワン・タメスティ、室内楽をハラルド・ショーネヴェクの各氏に師事。また、ニューヨークにてピンカス・ズッカーマン氏に師事。
ソリストとして、アムステルダム(コンセルトへボウ)、チューリッヒ(トーンハレ、オペラハウス)、ミュンヘン(ガスタイク・フィルハーモニーホール)、ウィーン(コンツェルトハウス、楽友協会ホール)、ケルン(フィルハーモニーホール)、ストックホルム(コンサートハウス)、ハンブルク(ムジークハレ)、バーミンガム(シンフォニーホール)、フランクフルト(アルテ・オーパー)、ベルリン(シャウシュピールハウス)にて、カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、フランス国立リヨン管弦楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、バンベルク交響楽団、ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、オランダおよびデンマークの放送交響楽団などと、シャーンドル・ヴェーグ、ハインリヒ・シフ、ピンカス・ズッカーマン、ゲルト・アルブレヒト、ハンス・フォンク、エドモン・ド・シュトウツ、マルクス・クリート、エマニュエル・クリヴィヌの指揮で共演。ドイツ青少年音楽コンクール、イフラ・ニーマン・コンクール、オランダ放送局コンクール、SNS ミュージック・アワードで優勝。
オーストリア放送局、スイス・ロマンド・ラジオ局、自由ベルリン放送局、西ドイツ放送局、ヘッセン放送局、南西ドイツ放送局、ドイツ文化ラジオ、ドイツ公共放送連盟、第2ドイツテレビの他、デンマーク、オランダ、フランス、スロヴェニアの放送局より録音。アルス・プロダクションより、CD が2枚リリースされている。また、シュニッツラー・カルテットの第一ヴァイオリン奏者としても活躍している。
森 フォン・シュニッツラー 愛喜(チェロ)
Aiki Mori-von Schnitzler
1988年生まれ。毛利伯郎氏のもとでチェロを始める。日本クラシック音楽コンクールチェロ部門にて史上初のグランプリ受賞。未来の巨匠コンクールにて最年少でゴールドステージ賞(最高賞)受賞。14歳の時、高嶋ちさ子と軽部真一による「ギンザめざましクラシックス」に出演。
15 歳でドイツ国立ケルン音楽大学に入学を許可され、フランス・ヘルマーソン氏に師事。2009年に同大学を卒業後、ロンドンにてカリーヌ・ジョルジュアン、パリにてローラン・ピドゥーの各氏のもとで更なる研鑽を積む。これまでに、室内楽をパーヴェル・ギリロフ、ライナー・モーク、アントニー・スピリ、ハラルド・ショーネヴェク、リチャルド・グウィルトの各氏に、また、マスターコースにてフィリップ・ミューレ、ヤンチャン・チョウ、ヴォルフガング・ベッチャー、アレクサンダー・ルディンの各氏に師事。
ソリストとして、カルーガ室内管弦楽団(ロシア)、チェルニゴウ・フィルハーモニー管弦楽団(ウクライナ)、日英協会チャンバーアンサンブル(イギリス)などと共演。室内楽奏者として、ケルン放送交響楽団の首席ホルン奏者パウル・ファン・ツェルム、N響アシスタント・コンサートマスター大宮臨太郎、名古屋フィル首席ファゴット奏者ゲオルギ・シャシコフなどと共演。ドイツ、フランス、スイス、イタリア、イギリス、ウクライナ、ポーランド、ロシアなど、ヨーロッパを中心に幅広く演奏活動を行っている。ドイツのメディアで、”比類ない表現の高尚なチェロ” (ケルナー・シュタットアンツァイガー紙)、"力強く精巧" (ライニッシェ・ポスト紙)など、高く評価されている。
森 朝(ピアノ)
Asa Mori
1981 年生まれ。6 歳でピアノを始め、同年に最年少で日本ピアノ教育連盟オーディションにてジュニア部門賞(最高賞)受賞。翌年、江南ピアノコンクールにて優勝。桐朋女子高等学校音楽科卒業演奏会に出演、桐朋学園大学に進み、2002 年に渡独。ドイツ国立ケルン音楽大学を首席で卒業後、同大学院に進み、ドイツ国家演奏家資格を取得。また、オランダのアレクサンダーテクニーク教師養成機関にて研鑽を積み、国際指導資格を取得。日本クラシック音楽コンクール、名古屋国際音楽コンクール、アマデーオ国際ピアノコンクールなどで入賞。ポーランド国立クラクフ室内交響楽団と共演。ピアノを杉浦日出夫、小森谷泉、パーヴェル・ギリロフの各氏に、室内楽をカリーナ・ゲオルギアン、ラルフ・マノ、フランス・ヘルマーソン、アントニー・スピリの各氏に師事。
ドイツのラインラント・プファルツ州立音楽財団「ヴィラ ムジカ」並びに、ケルン・ユーディ・メニューイン協会より唯一の日本人ピアニストとして選抜され、定期的に演奏会を行う。また、アマデーオ・フェスティヴァル(オランダ)、ルール・ピアノフェスティヴァル(ドイツ)に招聘される。新実徳英、クラウス・トゥーネマン、トーマス・デメンガ、クリスチャン・アルテンブルガー、N響アシスタント・コンサートマスター大宮臨太郎、名古屋フィル首席ファゴット奏者ゲオルギ・シャシコフなどと共演の他、N響首席奏者による演奏会「藤森亮一と仲間たち」に出演。南西ドイツ放送局、西ドイツ放送局で録音。
現在、ドイツを拠点にヨーロッパ各地で演奏活動を行うと共に、ドイツ国立フォルクヴァング芸術大学講師、桐朋学園大学にて特別招聘講師を務めるなど、後進の指導にも当たっている。ドイツ・アレクサンダー・テクニーク指導者協会認定教師。2019年ヤマハミュージックエンタテインメントより、書籍「ピアニストのためのアレクサンダー・テクニーク」を出版。